〔この記事は過去の体験をまとめた一部分なので、できれば体験記①からお読みください。〕

つばさが3年生を終えようとしていた2015年3月に、2つの大きな出来事が起きました。

1つ目の出来事は、春の公式大会「レックウザメガバトル」での予選出場権を奪い合う権利戦が開催されたことです。

3月になり、権利戦の意味も良くわからないまま、地元の権利戦に参加しはじめましたが、なかなか3位までに入り権利を獲得できません。どこの大会に行っても、同じような顔ぶれの強豪たちがいて疑問に思っていたのですが、「日本チャンピオンを目指すにはより多くの開催会場に参加する」そのために「権利戦で最大5つの権利を獲得する」ことを知りました。

上を目指すには、そこまでやる必要があるのか・・・

最終的には、権利をひとつだけ獲得することができましたが、私には、「つばさをどこに向かって行かせようとしているんだろう?」という疑問が残ってしまいました。ただ、なかなか勝てないけど強豪たちと真剣にバトルしているつばさの姿を見て、「これまでよりも勝負ににこだわった取組みをしていかないとだめかな~」と感じていました。


2つ目の出来事は、権利戦の最中に新弾のエメラルドブレイクが発売され、高額なカード「シェイミEX」が現れたことです。

権利戦の後半は、「シェイミEX」を含む「白レック」が中心となっていましたが、我が家には「シェイミEX」は1枚もありません。

当時(今も)、「シェイミEX」は1枚2500円程度で売られており、必要な4枚を揃えるには1万円の投資が必要になります。それまでに、1枚1000円以上するカードは買ったことがなかったので、なかなか購入する決断ができませんでした。

そんな時、権利戦で顔を合わせたお父さんプレイヤーのAさんから「シェイミないと勝てないでしょ。だったら迷わないで、必要なものは必要だと思った時に、調達した方がいいですよ」とさりげなく言われて、その言葉が胸に刺さりました。

勝つためにバトルに参加しいる、ならば、勝つために必要なものは揃える必要がある。単純な事でした。権利戦には間に合いませんでしたが、5月の本大会に向けて「白レック」に必要なカードを調達しました。

この2つの出来事で、それまでの「楽しいポケカ」から「勝負にこだわったポケカ」へ少しづつ舵をきりはじめましたが、その時点では「世界大会を目指す」とか「そのために遠征する」なんて思いは全くありませんでした。

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